「発達障害には才能がある」は、本当に優しい言葉なのか?
「発達障害のある人には、特別な才能がある。」
一見すると、とても前向きで優しい言葉にみえます。
でも、その「才能」という言葉によって、ご本人の困りごとや、必要な支援が見えにくくなることはないでしょうか。今回は、発達障害と「才能」について考えます。
一見すると、とても前向きで優しい言葉にみえます。
でも、その「才能」という言葉によって、ご本人の困りごとや、必要な支援が見えにくくなることはないでしょうか。今回は、発達障害と「才能」について考えます。
佐々木 康栄
2026.08.18
読者限定
「発達障害のある人には、特別な才能がある」
「発達障害の特性は、才能になる」
そんな言葉を見聞きすることがあります。最近も、「障害特性こそが才能」という趣旨の言葉が使われたニュースが話題になっていました。
おそらく、その多くは悪意から生まれた言葉ではありません。
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続きは、5453文字あります。
- そもそも、「才能」って何でしょう
- 「得意」と「発達障害だから」は分けて考えたい
- ポジティブなステレオタイプもあります
- なぜ、僕たちは「才能」と呼びたくなるのでしょう
- 「あなたにも才能がある」は、希望だけなのでしょうか
- 困難の「代わり」に、才能があるわけではありません
- 「強みを見ること」と「才能と呼ぶこと」は違います
- 環境を変えれば、すべてが「強み」になるわけでもありません
- 「才能を活かして活躍する人」だけを見ない
- 「グレーゾーン」の問題も、才能だけでは解決しません
- 「あの天才も発達障害だった」という話
- 「自分にとっては才能です」という言葉は尊重したい
- 発達障害を「才能」に変換しなくてもいい
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